怒りの感情をコントロールする。
怒りについて、考えてみます。
みなさんは怒りの感情をどうやって、手放していますか?
人は自分に苦しみが生まれると、
その苦しみの感情を、怒りに変え、他の人を苦しめます。
他の人を苦しめれば、自分の苦しみが和らぐと思うからです。
相手もまた、苦しみの感情を怒りに変え、接してきます。
結果、両者の怒り・苦しみはますます大きくなって、あっという間に信頼関係が壊れてしまいます。
大切なのはその怒りに向き合うことです。
相手に返すのではなく、今の自分自身と向き合う。
この感情はなんだろう、今、何に対してイラッときたのだろう。
この感情はただ、自分がつくっているだけだ・・・
自分を観察しながら暫く時間が経つと、
怒りの感情は鎮まってきます。
怒りの感情は、一時的に高ぶってしまっただけなんです。
私の場合、怒りが鎮まる前に、苛立ってしまうケースもあり(笑)、
あとから後悔してしまいます。
では、そんな時、どうすれば感情が鎮まるのでしょうか。
意識的に呼吸を一回します。
これでだいぶ落ち着きます。
そして更に数回、呼吸をします。
これで自分の怒りの感情をほぼコントロールできるはずです。
ところで、怒りの感情をあらわにしたとき、
一体どんな顔をしているでしょうか?
鏡を見たことありますか?
ないですよね、自分の怒っている時の顔なんて。
きっと、興奮して顔は赤くなり、眉間にしわが寄り、目を見開き・・・
見るに耐えない顔していますよね、きっと。
あ、そっかー、
鏡を持っていて、怒った時に自分の顔を見てみればいいんだ。
どんなすごい顔をしているかを。
それを見たら、大声を出したり、怒りの表情を見せることもなくなるかもしれない。
怒りをコントロールするには2つの段階があるといいます。
まずは、受け入れてそれを認識する段階。
怒りが自分の心の中にあることを認めます。
そして第二段階は、怒りがどのように生じたのか、その本質を深く観るってことです。
自分の感情を自分自身で俯瞰する。
これができるようになると、次は人を観察し、洞察することができるようになります。
人がもし苦しんでいるとしたら、その苦しみから助けてあげられる。
人に貢献できるってことです。
これができたらすごいですね。
怒りの感情をコントロールしましょう。
そして、苦しんでいるあの人を助けてあげましょう。